オーツくん by 木村マルミ

◆◆◆今回のスポット◆◆◆
あとりえ おもい
Atelier 想い
自宅の庭に建つアトリエ

丘の上のアトリエ

 県道30号線(通称:山麓線)の西、見晴らしの良い山の中腹に、染色作家・中居公子(なかい きみこ)さんの創作工房「Atelier想い」があります。

 「Atelier想い」は、山小屋のような趣(おもむき)
 想いのこもった作品を創り続ける中居さんの、想いのこもった場所です。

 ドアや窓のステンドグラスにも、こだわりが。
 「1920年代にイギリスで使っていたものです。現在のものとは違う、淡い色合いが気に入っています」と、中居さん。
 ステンドグラス越しに降り注ぐ、やわらかい光が、アトリエ内を照らします。


納得いくまで創りこむ

 中居さんが生み出す染色作品は、すべて一点物。
 合成染料を使わない服飾工芸などの作品は、同型のものであっても、一つとして同じ色のものはありません。

 「作品づくりは、素材探しから始まります」。
 中居さんが用いる素材は、麻と絹のみ。
 厳選した素材を、柿渋、草木、ロウケツ染めで仕上げていきます。

 素材と語らいながら、どのような作品に加工してやれば、もっとも素材が引き立つかを、考えるそうです。
ガラス表面の凹凸も、年代物ならでは
「2008なら・グッドデザイン」の
認定証を手にする中居さん
「面白い」ことは上質な文化

 中居さんの2009年の抱負は、「面白がる」こと。

 「面白がる」ためには、「面白い」と感じる対象(他人や他人の作品など)を理解する努力を惜しまないことが大切なのだそうです。

 「人を笑わせることは、自身の中で、上質の笑いの裾野(すその)を広げること」「面白いことを、丁寧に確認し続けていきたい」と、中居さんは語ります。

 斬新な作品創りに打ち込んでいる瞬間も、和やかに会話をしている瞬間も、ともに「面白さ」を他人と共有している中居さん。

 作品を手に取る楽しみに加えて、一所懸命に作品を語ってくれる作者と、時間と空間とを共有できる場所。
 それが、「Atelier想い」なのです。
中居さんの染色作品は、
公式サイトのギャラリーで
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中居公子さんは、日本芸術家協会会員・奈良県美術協会会員
毎年春秋の2回、奈良県立文化会館と東京都立美術館で染色作品を出展
創作や作品展示だけの場ではなく、ゆったりと語らって
時間を過ごせるサロンにしていくのが、中居さんの希望

■Atelier想い(あとりえ おもい)

 〒639−2154 葛城市兵家748−10
 電話 0745-48−3573
 ☆不定休/お越しの際は、事前にご連絡をお願いします
公式サイトへ


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