オーツくん by 木村マルミ
 四季折々の風が通い、重ね来た星霜のなかを、人と文化が通ってきた私たちの葛城。
 この地に住まう私たちが、今の一瞬を切り取り、葛城の薫りを次の世代に受け継いでいきたいと願います。

 皆さんのご寄稿をお待ちしています。
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2009年2月3日 豆撒(ま)き、柊(ひいらぎ)挿す
[File No.019]
 冷たい雨がそぼ降る節分となりました。暦のうえでは、明日からもう春です。
 恒例の豆撒きのあと、氏子の神社へお参りし、豆をお供えしました。すでに供えられている、別の豆をいただいて帰ると、母屋の玄関にイワシの頭が。
 柊に刺したイワシの頭の悪臭で、邪気が家に入るのを防ぐという意味があります。
 呪術的な意味合いを持つ節分の慣わしですが、古くは宮中の年中行事に由来したそうです。
新村(しむら)のとんど 脇田のとんど
2009年1月14日 とんど
[File No.018]
 火祭行事「とんど」は、葛城市内でも、村の行事として、受け継がれています。
 早朝から夕刻まで、準備に1日を費やすため、大字によっては、人手の確保のため、直近の土・日曜日に移して行っているところもあります。
 大松明(おおたいまつ)の作り方は、人から人へ、口伝えで継承されてきました。新村の大松明は、見栄えを良くするために、藁(わら)のしび(葉の部分)を取るなど、多くの手順があります。
 この季節、各大字では、夜空にとんどの炎が、勇壮に上がります。
 (写真提供: ガープ・ソニックさん、西川好彦さん)
2008年12月31日【行く年】 つくだにますひとことねこじんじゃ
調田坐一事尼古神社
[File No.017]
 冬星の冴え、舞いあがる火の粉、そして、神社の参道に列をなす人びと。
 一年の厄(やく)を祓(はら)い、来る年の吉祥(きっしょう)を、鎮守(ちんじゅ)の神様に祈ります。
 昔から日本人は、季節の移ろいをいとおしんできました。大晦日(おおみそか)には、年の逝くのを惜しみ、「行く年」という季語を用いました。
 金融恐慌、政治不信といった厳しい社会情勢の中、それでも年は暮れてゆきます。どうか、2009年は希望に満ちた年となりますように。
2008年12月7日【大雪(たいせつ)】 冬一番
[File No.016]
 大雪の初候は、「そらさむく、ふゆとなる」。寒い朝となりました。
 行き交う人たちの吐く息が、白く立ち上ります。家々の屋根や、畑の野菜も、霜で真っ白に覆われました。
 この季節、初めての寒波を「冬一番」と呼ぶことがあります。
 湿った畑土、枯草の上に霜が降りると、いよいよ本格的な冬の到来です。
 (写真提供: 吉村功さん、長尾神社に住む蛙さん)
2008年12月1日 冬桜
[File No.015]
 葛城山麓公園(寺口)では、紅葉の赤が枯葉色へとうつろい、吹き降ろす風にも、水の流れにも、初冬の冷たさを感じるようになりました。
 ところが、公園の片隅では冬桜(ふゆざくら)が花開き、そこだけがまるで春の盛りのようです。冬桜は、白梅に似た一重の小さな花で、12月から翌年の1月にかけて咲きます。
 山里の紅葉に、桜が清楚な華やかさを添え、不思議な、風情ただよう景色です。

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