オーツくん by 木村マルミ
今回の市民
かぜじゅく
劇団 「風塾」 の皆さん
団員の皆さんの紹介はこちら(劇団風塾サイト/団員紹介ページへ)
 葛城市には、旧新庄町劇団「風塾」と旧當麻町劇団「くすのき」という二つの市民劇団があります。
 今回は、結成12周年を迎える「風塾」団員の皆さんの演劇への情熱、奮闘ぶりを紹介します。


☆ 劇団「風塾」誕生!

 1996年、旧新庄町が「町に文化の風を吹き込もう」とマルベリーホール演劇講座を企画、劇団員を公募しました。

 その結果、18歳から60歳までの市民30名が集まりました。劇団員たちは、半年間にわたって、大阪のプロ劇団「往来」などから劇団の組織づくり、演劇理論や発声法などの講義を受けました。

 そして翌年、学んだ成果を町民に披露しようと、記念すべき旗揚げ公演を行ったのでした。これが「風塾」の誕生です。


☆ 活動の歴史〜抜粋

 1997年 「二つのほこら」(小鉢誠治作・手島栄治演出)
 1998年 「べっかんこおに」(さねとうあきら作・手島栄治演)
 1999年 「お化け退治はサッカーボールで」(東川宗彦作・粟田■右演出)・・・・
                                     [※■は、人偏に尚]

 などなど、定期公演として毎年新作に果敢に挑戦。2004年には新庄・當麻両町合併を控え、新庄町劇団としては最後の演目、夢幻物語「闇の貴公子・・・源博雅と安倍晴明」を上演しました。

 気持ちも新たに出発した葛城市民劇団「風塾」は、2006年に第10回記念公演「そうべえごくらくへゆく」を上演。市民劇団としてのひとつの円熟の時を迎えます。

 メンバーの入れ替わりや存続の危機など、いくつかの困難を乗り越え、10年という節目にマルベリーの舞台に立つ団員のみなさんの感激はいかほどだったかと思われます。

 そして、今年も変わらず、定期公演に向けて稽古が行われています。深刻な社会問題が積み重なる現代だからこそ、総合芸術である演劇を通じて、青少年の心の育成とお年寄りへの配慮を込め「感動」を表現し続けていきたい―

 これこそ、市民劇団風塾団員のみなさんの胸に共通する想いなのです。


☆ 練習風景

 「きてみてネット」のスタッフは、風塾のお稽古「中将姫物語」に密着取材。団員がひとつになって創り上げていく演劇の舞台裏を紹介しましょう。
◆台本の読み合わせ◆
情感をこめて演じながら、台本を解釈し、自分たちのものにしていく。各自の台本には、どんどんペンが入れられていく。
◆稽 古◆
赤ん坊をあやすシーン。右大臣(伴さん)の表情を、とくとご覧ください。
心情を切々と訴える従者(辰浦さん)。

緊迫のシーン。表情はまるで中将姫そのもの(那月とむさん)。
演出家の田中香苗先生(集団「四月の会」)の檄が飛ぶ。

厳しい眼差しで、要所要所に注意をされる、脚本の高木宏先生(集団「四月の会」主宰)。
何度も繰り返される刀の振り。高木先生の手にも力が入る。
「ここでの登場はもっと、ゆっくりと!」。身振り手振りで、熱い指導。
先生の動きを見逃さないように集中する団員の皆さん。
一同に会し、機織り歌に合わせて踊る。

この日は夜9時過ぎまで続いた。冷房のない部屋で、本番に向けての稽古は明日も続く。
◆リハーサル◆
演出家の田中先生の厳しくも丁寧な指導の中、一つの舞台が作り上げられていく。
本番と同じタイミングで通し稽古。ダメ(問題点)を見つけて、あとで一つずつ解決していく。
ライティングの位置や点灯のタイミングは、舞台効果の中でも重要な要素。何度もチェックされる。
台本片手に演技中(伴さん)。本番では見られない光景だ。
語り手(西川さん)も台本を片手に。実は、すでにほとんど暗記されていた。
中将姫を暗殺しようと、従者が刀を取り上げた瞬間、音楽が入る。役者と音響スタッフの息が合わないと難しい一瞬だ。
劇のクライマックス、緊迫のシーン。演じ手にも、研ぎ澄まされた真剣さが要求される。
役者の立ち位置や体の向きも、観客からの見え方を考えて計算されている。
(リハーサルを見て、初めて知りました)
演目

語り芝居「中将姫物語・異聞」

内容  當麻寺に伝わる中将姫伝説を風塾がアレンジしました。
 中将姫を取り巻く人々と百駄の蓮の茎から織り上げた曼陀羅のお話。

 今回、密着取材したものは、7月3日(金)に、葛城市新庄文化会館マルベリーホールで上演予定(取材時)のものです。

役者と大道具とライティングと音響とが一つになって、印象的なシーンが作り上げられる。さらに磨きがかかった本番に、大いに期待したい。
■ 劇団「風塾」

・ 問い合わせ: 那月とむ tom-natsuki.j13@docomo.ne.jp
・ ホームページ: http://y30.net/kaze/
・ 電話: 0745-69−4600
・ 電話: 葛城市新庄文化会館(代表) 南藤井70番地1


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